松下会館見学講演会の開催報告
戦後モダニズム建築の魅力・和歌山大学松下会館 見学会・講演会
日時 平成30年7月1日(日) 13:40~16:40
会場 和歌山県立図書館2階講義研修室(和歌山市西高松1-7-38)
見学会・講演会の参加者からいただいたご意見を掲載します。
平成30年7月1日(日)に開催いたしました「戦後モダニズム建築の魅力・和歌山大学松下会館 見学会・講演会」には会場定員の100名の方にご参加いただく盛会となりました。ありがとうございました。
見学会では、ご案内をいただいた笠原一人先生から近代建築では左右対称を嫌うのに対し、この建物は東面が対称に設計されるなど、渡辺らしい近代建築の表現などをご紹介いただきました。
講演会では、笠原先生により「建築家渡辺節と松下会館の建築」と題して講演をしていただきました。渡辺節の経歴や作品について詳しく紹介がなされ、様式主義の建築を数多く手がけた渡辺節でしたが、合理的な思想が根底にあったこと、また一方で、モダニズム建築である松下会館には様式主義の影響が見られ、渡辺節らしさがあるということなど、興味深く聞くことができ、建物の価値を再発見する良い機会となりました。
最後は質疑や意見交換となり、参加者の熱気に包まれるなか閉会となりました。
多くの参加者からは、今回の見学講演会により著名な建築家による建築作品であり、歴史的な価値を有する者であることを初めて知ったという意見をいただきました。
また、参加者の方からもご指摘をいただきましたが、建物内の見学が不十分となり、ご希望に添えなかったことについて、お詫び申し上げます。
当日参加の48名の方からアンケートにご回答をいただきました。ありがとうございました。今後の活動の参考とさせていただきます。
回答のうち、掲載のご了解をいただいたご意見を掲載させていただきます。