第20回 近畿あーきてくと2013 地域実践活動発表会
近畿建築士会協議会青年部会が主催の「第20回 近畿あーきてくと2013 地域実践活動発表会」が2月9日(土)に大阪府建築健保会館にて開催されました。
「近畿あーきてくと」とは、平成6年度より毎年、各地域に根ざした建築士及び一般市民や団体等の様々な社会貢献活動を発表いただき、参加者のさらなる成長発展と建築士としての資質向上を目指しております。
京都府 「東山区空き家対策プロジェクト」 寺川 徹 氏
滋賀県 「歴史街道と山村集落の一体的再生~その後~」 野邑辰治 氏
奈良県 「なら・まちづくりコンシュルジュ」 高田大輔 氏
大阪府 「いえしまコンシュルジュ」 中西和也 氏
兵庫県 「建築を知ろう・地域を知ろう~地域工場・材料見学+製作体験会~」草野 博黙 氏
学生団体 「課題研究(たつの市歴史的建造物修繕工事)」
和歌山県からは、歴史的建造物映像化の会 中西重裕氏より「歴史的建造物の映像化」の活動発表をして頂きました。
各発表の地域に密着した取り組みの成果や問題点、また今後の目標を聞くなかで、私たち建築士がこのような活動にどう参加していけるかを考えさせられました。
また、第二部の講演では京都大学大学院工学研究科建築学専攻教授の門内輝行先生より「創造するコミュニティのデザイン~地域景観づくりの実践を踏まえて~」と題し、大変興味深いお話を頂きました。
今回の発表会で感じたことは、新しい建物が増える一方で空き家も増えているという現状に、新しいものを造るばかりではなく、今あるものをどう保存し、活用していくかも考えながら日々の業務に向き合うことも大切だと思いました。
今回も沢山の方々にご参加いただきましたことを、この場をお借りして、心よりお礼申し上げます。
今後とも、これらの発表活動が参加者皆様の日々の活動と、各社会貢献活動の成長発展の一助になればと期待しております。
青年委員会 長谷 真